「遺跡の案内人(ボランティア)」とは?
 平成16年4月25日、福島県文化センターにおいて「遺跡の案内人(ボランティア)」の登録証交付式が行われました。二カ年にわたって登録前研修を重ねてきた84名の方に、県教育長から登録証が交付され、いよいよボランティアとしての活動がスタートすることになりました。
 
「遺跡の案内人(ボランティア)」は何を目ざすか?
「遺跡の案内人(ボランティア)」(以下、「遺跡の案内人」と呼びます)は、県が実施する発掘調査を公開し、調査の過程や、遺跡の発掘を通して歴史を解明する意義、感動などを 県民の方々に伝えていく人のことです。言い換えれば、遺跡と県民の方々をつなぐ「架け橋」の役割を担うボランティアを目指しています。
「遺跡の案内人」と文化財

 文化財はよく国民共有の財産と言われますが、文化財は、わが国の歴史や文化などの正しい理解のために欠くことのできないものであり、さらには将来の文化の向上・発展の基礎を成すものです。この文化財を保護・活用していくのは教育委員会の仕事ですが、県民の方々の深い理解と協力が必要です。そのためには文化財を県民の方々に身近に感じていただくことが一番大切なことだと、私たちは考えています。「遺跡の案内人」は、文化財を県民の手で県民に公開し伝えていくというところに大きな意味があります。

 なぜ「遺跡の案内人」なのか?
1.チャンスはその時だけ
 遺跡の発掘調査では、悠久の時を超えて、地下に眠っていた先人の生活が目を覚まします。その瞬間を目の当たりにできるのは、発掘調査している「その時」しかありません。
 しかも、今を生きる人たちにしか、その瞬間に立ち会う権利は与えられていないのです。二度と体験できないその機会を、ぜひ有効に活用していただきたいと思います。
2.調査成果だけではなく、そのプロセスを公開します
 従来の発掘調査では、調査成果がある程度まとまった段階において現地説明会を開催し、その結果を一般公開してきました。しかし、調査の結果だけではなく、結果を導くにいたるプロセスをも県民の皆さんに公開しようというのが、このボランティア事業の趣旨です。
 「遺跡の案内人」は、土の中から現れる太古の記憶、先人の息吹をリアルタイムでお伝えします。歴史の扉を開く瞬間に、あなたも立ち会ってみませんか?
「遺跡の案内人」の主な活動
1.発掘調査中の遺跡の案内
 県が実施している発掘調査の現地を、月一回程度、期日を定めて公開します。原則として、各月の最終金曜・土曜日を定期公開日にする予定です。
 また、事前予約があれば、学校やその他団体等のニーズに応じて、定期的な公開日以外にも公開対応する予定です。
2.発掘調査現地説明会の開催支援
 県教育委員会が主催する発掘調査現地説明会の開催時に、解説パネル作成、出土品展示、来訪者誘導等の支援を行います。
3.調査施設の案内
 公開日を定め、福島市内に3カ所ある遺跡調査部の調査施設を公開し、施設と業務内容を公開します。学校等の要望によっては、定期公開日以外にも業務を公開する場合があります。
「遺跡の案内人」は挑戦します
1.埋蔵文化財に関する催しのサポートをします
展示会や体験学習など、埋蔵文化財に関する情報公開・イベントなどのサポート活動をします。

2.ボランティア相互の交流を深め、資質向上を目指します
 「遺跡の案内人の会」を設立し、会員相互の交流を図り、会員個々の資質向上をしていきます。

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